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2019/05/14 火曜日
第1回 失語症・ナレーションサロン開催しました
5月11日(土)、失語症ナレーションサロンを開催しました。
※このサロンは、アイシングループのNPO活動応援基金により開催しています。
このサロンは、失語症や構音障害といった言語障害で悩んでいる皆様へ、
発話の楽しさを「ナレーションの持つ表現力」を用いて実感していただくものです。
言語障害は、ある程度回復したり長期間経過すると、リハビリができる機会が少ない傾向にあります。
話す機会を求めている人や、より聞き取りやすい発声をしたい人、綺麗な音を出したい人は大勢います。
そんな人のために、開催しているのがこの「失語症ナレーションサロン」です。
ただ、言語聴覚士による訓練で回復をお約束する会ではありません。
あくまでも発話の楽しさを実感したり、同じ後遺症で悩んでいる仲間とのコミュニティとして開催しています。
【失語症ナレーションサロンの概要】
①発声練習
大きく口を開けて、一音ずつはっきり発声を行います
②各自読みたいものの音読
1人ずつ順番に音読をします
③ナレーション技法を用いた練習
「発話」「会話」で、それぞれテーマに沿って行います。
5月11日は、土曜日の開催ということもあり、あっという間に定員に達しました。
当団体に初めて来られた方もいましたが、とても楽しそうに参加をされていました。
綺麗な口のかたちで発話できているか、舌の使い方はどうかなど、とても有意義な内容でした。
話している人の声を聞いて、「すごく聞き取りやすくなったよ」「うんうん、分かる分かる」と、
相手の声を聞いて耳に入れたり、周囲からの感想などももらえるところが面白かったです。
先生の木下さんより、個別でのアドバイスもしっかりともらえるので安心です。
サロンの時間以外では、
「私は発症してから〇〇年ですが、良くなりますかね…?」
「急に言葉が出なくなったりするけれど、皆さんはどうなの?」
など、日頃の思いや疑問・悩みを共有する場面も見られました。