2020/10/27 火曜日

講演会「脳卒中障害に関わるすべての人へ」 開催しました

10月24日(土)に「脳卒中を知ろう!学ぼう!講演会 脳卒中障害に関わるすべての人へ ~後遺症と向き合い、地域でいきいきと生きる~」をイーブルなごやで開催し、130名の方にご参加いただきました。

 

この講演会は、公益財団法人ヤマト福祉財団より令和2年度障がい者福祉助成金をいただき、脳梗塞リハビリステーション名古屋よりご協賛をいただいて開催することができました。

 

内容は大きく2つに分かれており、前半は専門家や脳卒中当事者による「講演」、後半は専門家・脳卒中当事者・家族と直接話ができる「お悩み相談所」を実施しました。

 

当団体理事長 梅北健一の挨拶から始まり、

 

 

 

 

 

 

 

御来賓として、公益財団法人 日本脳卒中協会 愛知県支部 副支部長、国立病院機構 東名古屋病院 院長 奥田聡様にもご挨拶をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初は、脳梗塞リハビリステーション名古屋 作業療法士、一般社団法人リハビリネット協会 代表理事の石垣貴康様に「機能維持には自主訓練が重要!」というテーマでご講話いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後遺症を負った身体機能を維持するためには、リハビリ施設などでの訓練だけでなく、自宅での自主訓練も非常に重要です。

自主訓練をするとどのような良いことがあるのか、逆に自主訓練をしないとどうなってしまうのか、目標を持ってリハビリをすることの大切さなど、実演を交えて丁寧にわかりやすくご紹介していただきました。

 

簡単にその場でできる自主訓練を、実際に参加者全員で行いました。小さな動きなのですが、参加者の方は、やる前と後で身体の変化を感じているようでした。自主訓練を続けることで、自分の今の調子を知ることができ、身体の変化にも気づくことができるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いては「脳卒中当事者による体験談

近藤浩二様にご講話いただきました。近藤様は2008年3月、38歳の時に脳出血を発症し、後遺症として右半身麻痺・失語症・注意障害・左半側空間無視が残りました。

脳卒中発症から現在までの思いや状況などを赤裸々に伝えてくださり、後遺症を負った時の苦しみや日頃困っていることなどに共感される当事者の方が多くいらっしゃったようでした。脳卒中障害への理解を広めるために講師として全国を回りたいという夢も語ってくださりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は「失語症の脳卒中当事者によるコーラス

ビリーブ様に、花・もみじ・ビリーブの3曲を歌っていただきました。ビリーブ様は、失語症者による合唱のグループで、2014年より活動を開始されました。会話をする時には、うまく言葉が出ない重度の失語症の方も、歌なら不思議とスムーズに歌うことができるのです。やさしさと力強さのある素敵な歌声に、会場は感動に包まれ、涙される方もいらっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講演会の後は「お悩み相談所」として、以下7つのブースを設け、専門家・脳卒中当事者・家族へ直接話が聞ける相談所を実施しました。

・脳梗塞リハビリステーション名古屋様

・脳卒中・身体障害専門 就労支援センター リハス様

・NPO法人あなたの声様

・公益財団法人 日本脳卒中協会 愛知県支部 副支部長 奥田聡様

・脳卒中障害者

・脳卒中障害者家族

・NPO法人ドリーム

どのブースも、脳卒中当事者やご家族の方々が抱える悩みを打ち明け、真剣に質問をされていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講演会名に「脳卒中障害に関わるすべての人へ」とある通り、脳卒中当事者やご家族だけでなく、医療機関や福祉施設、地域の方々も多く参加してくださりました。ご参加いただきありがとうございました。今後も、脳卒中障害への理解が広がるよう、努めて参ります。

 

11月以降も当事者とご家族向けのイベントを実施しますので、詳しくは各ページをご覧ください。

 

◆脳卒中障害者家族向け 脳卒中講座

「脳卒中障害者の家族向け 脳卒中講座」開催

 

 

◆脳卒中サービスデー

「脳卒中サービスデー」開催

 

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