2022/10/15 土曜日

「10~40代の脳卒中障害者向け 講座&交流会」第3回 開催しました

10月15日(土)に「10~40代の脳卒中障害者向け 講座&交流会 ~若年で脳梗塞・脳出血・くも膜下出血を発症された方の集い場~」第3回目を開催しました。

 

この講座&交流会は、10~40代の若年で脳卒中を発症された方同士だからこそ分かり合える悩みや思いを共有できるような場を作れたらという思いで、8月から4か月に渡って開催しており、公益財団法人 大和証券福祉財団 2021年度(第28回)ボランティア活動助成を受けて実施しています。

 

第3回目は、14名の方にご参加いただきました。

 

前半の講座では、テーマである「失語症について」を訪問看護ステーションほたるみどり 言語聴覚士 村瀬文康 様にご講話いただきました。

 

「失語症とは」「失語症において日常生活で工夫できること」「失語症者が利用できるサービスについて」「意思疎通支援事業や会話パートナーの利用方法」など、失語症者にかかわることを幅広くお話していただきました。

 

また、通所リハビリや訪問リハビリといったリハビリテーションだけでなく、外出して何か活動したり、他者と交流したりすることの大切さを教えてくださりました。

 

地域には、失語症の方を支えるさまざまな社会資源があります。今回ご紹介いただいた「失語症者向け意思疎通支援事業」と「会話パートナー」についての詳細は、以下のホームページをご覧ください。

 

◇失語症者向け意思疎通支援事業

https://aaslht.jp/communication-support-service/use-of-dispatch.html

 

◇会話パートナー(NPO法人あなたの声)

https://anatanokoe-aichi.com/

 

 

続いての、「脳卒中当事者による体験談講話」では、内田朋子 様にお話しいただきました。

 

内田様は、41歳の時に脳出血を発症され、右半身麻痺と失語症の後遺症を負い、もやもや病と判明。ご講話の中では、発症当時から現在に至るまでの出来事や思いをなどを赤裸々にお話いただきました。後遺症を負ったことで、仕事を辞めざるを得ず、悔しさと悲しさで涙が止まらなかった時のこと、退院し自宅に戻ってからの生活のこと、ドリームの小規模作業所での活動のこと、就労移行支援事業所での訓練のこと、復職のこと…。前向きな姿勢に非常に心が打たれました。

 

 

後半の交流会は、数名ずつのグループに分かれ、ゆったりとティータイムを楽しみながら、お互いに思いの共有ができる時間。当団体で活動する20~40代で脳卒中や脳外傷を経験した当事者が、ご相談にも応じました。終盤には皆さん緊張も解けた様子で、笑顔でお話しされていたのが印象的でした。

 

ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

 

 

◇今後の講座&交流会の空き状況

・第四回 11月19日(土)「再発予防について」 定員満了

 

 

 

 

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