2018/04/02 月曜日

脳卒中当事者の生活実態が分かる「脳卒中ドリーム白書2018」販売決定

脳卒中ドリーム白書2018 販売開始しました!

 

❖どんな冊子なの?

脳卒中当事者が、回復期病院退院後にどのような生活をしているのか、どのような社会環境の中で活動しているのかを把握するために実施した、統計調査結果をまとめた冊子です。

紹介されている生活実態調査は、15名の専門家の協力で作成したアンケート用紙を活用し、東海地方の50団体以上の協力を得て実施されたものです。アンケートは、356人に配布され、186人から回答を得ました。

この冊子には、脳卒中当事者を取り巻く状況、生活環境を明らかにし、各種支援(リハビリや介護などを含む生活全般)のより効果的な実践に活用できるデータが集約されています。

さらに、脳卒中を発症した当事者自身が執筆した体験記、脳卒中を発症した人の家族の手記も多数掲載されています。脳卒中を発症したとき当事者や家族がどんな思いだったのか、現在はどのように生活しているのかなど、本心を知ることのできる冊子になっています。

 

❖白書の内容紹介 その1

脳卒中を発症すると、多くの人が「後遺症」に悩まされ、今まで通りの生活を送りたくてもできないケースは少なくありません。脳卒中当事者の人へ「現在、最も受け入れ難い後遺症」を尋ねた結果、73.2%でした。この結果だけでは「7割以上の人が後遺症を受け入れがたいと感じている」までしか見えてきません。しかし、ある条件のもと、同じ質問(現在、最も受け入れ難い後遺症)を尋ねた結果、一方は80.9の人が受け入れがたいと回答し、もう一方は60.7の人が受け入れがたいと回答している結果が得られました。その差は20にも及びます。この差はいったいどんな要因が考えられるのか。その答えは「脳卒中ドリーム白書」のP37に掲載されている「脳卒中後遺症患者の生活実態調査 総括」に考察されています。

 

❖白書の内容紹介 その2

脳卒中を発症した人で、発症後に何かしらで就労できた人の割合は、16.7という結果でした。就労していない人にその理由を尋ねた設問では、後遺症のために諦めてしまっている人の割合は、28.2にも及ぶことが判明しました。この結果を踏まえ、どうすれば障害があっても働くことができるのか、そんな疑問が頭をよぎります。そのヒントとなる内容は「脳卒中ドリーム白書」のP13に掲載されている、就労支援員の「視点を変えよう!働き方を見直そう!」の記事に記されています。

 

❖冊子の概要

脳卒中ドリーム白書 700円(消費税込・送料別途)

全73ページ 全面カラー 持ち運びしやすいB4サイズです。

残りの部数が800部程度となっております。

ご注文受付先着順にて承っておりますので、売り切れてしまった場合はご了承ください。

ご興味のあります方は、事務局までお問い合わせください。

 

【問合先】特定非営利活動法人ドリーム

TEL/FAX 052-231-0350

E-mail    stroke-support@npo-dream.org

チラシはこちら➔ドリーム白書2018に関して

 

 

第1章 「日本における脳卒中の現状」

「脳卒中の症状とうつ状態の改善のキーワードは主体性」 長谷川幹(医師)

「リハビリテーションにおける地域社会の役割」 村上忠洋(理学療法士)

「これから求められるリハビリテーションとは」 村瀬文康(言語聴覚士)

「今日から始めよう!健康管理」 今井志保(脳卒中リハビリテーション看護認定看護師)

「視点を変えよう!働き方を見直そう!」 加藤朗(就労支援員)

厚生労働省の出している統計データ紹介

 

第2章 「脳卒中後遺症患者の生活実態調査 報告」

 

第3章 「NPO法人ドリームの活動紹介」

 

第4章 「脳卒中当事者の体験談 ~当事者の思い~」

「すべてに感謝して、新たに生きる」 岩崎清人

「できる範囲で!無理をしないで!明るく!」 高橋進

「家族に支えられ、前向きに生きる」 曽我由利

 

第5章 「家族の体験談 ~家族の胸の内~」

「喉もとすぎれば・・・」 梅北亜子

「誓いの言葉」 田中幸湖

「きっと楽しい!別バージョンの生活」 鳥居和之

「娘について思うこと」 奥田洋子

「足るを知る 妻からのメッセージ」 古橋久美

 

付 録  「アンケート調査 基礎集計データ」

 

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